30代女性「左上奥歯が痛くてご飯が食べられない」同時パーフォレーションリペアで治療した症例

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年齢と性別 30代女性
ご相談内容 「左上奥歯が痛くてご飯が食べられない。自発痛があり、痛み止めを飲まないと痛い」とご相談いただきました。

痛みが生じている奥歯は、1年前に他院で掃除中に被せ物が取れて作り直したそうで、その時から痛みが続いているとのことでした。
その後、何度か被せ物の調整をしたものの、あまり状態は改善せず、そのまま様子を見ていたそうです。

カウンセリング・診断結果 診察したところ、左上6番目の頬側歯肉にフィステル(歯茎の歯の生えている部分の下あたりにあるできもののこと)が認められました。

フィステルが発生した原因を調べるために、被せ物と土台を除去し内部を確認したところ、髄床底(神経の部屋の床の部分)に大きな穿孔(穴)があり、そこから出血性の排膿が確認できました。

これにより、フィステルは左上6番目の髄床底穿孔に起因した感染と考えられることを患者様にご説明しました。

行ったご提案 ・治療内容 歯内側からと歯周側からの同時パーフォレーションリペア(穿孔修復)を行いました。

根管内には強い汚染はなく、根管治療は必要ない状態でしたが、病巣は頬側の骨を吸収し、やや広がっていました。
そのため、髄床底の穿孔を確実に塞ぐことと病巣をきれいに除去するために、内側と外側から同時にアプローチし、病巣の除去と穿孔の修復を同時に行いました。

この治療で
特に注力した
ポイント
穿孔のバイオセラミックでの修復と、より精度の高い修復を行うために歯の内外からアプローチした修復を行いました。
治療期間 R.4.1.11初診〜R4.5.18補綴終了(約4ヶ月)
費用 保険治療範囲内(バイオセラミックは無料で使用)
術後の経過・現在の様子 処置1週間後に診察した時にはフィステルは消失し、自発痛や咬合痛(噛み合わせによる痛み)も消失していました。
現在補綴(歯の欠損部に入れ歯をしたり冠をかぶせたりして、歯の働きを補うこと)も終了し、歯肉の腫れや自発症状もなく順調に経過しています。
治療のリスク ・外科的処置が必要になります。
・緊密な修復を行っても、咬合力などにより緩みが生じ、病巣が再発する可能性があるため、長期的な観察が必要です。

治療前

  

治療後

  

 

治療前

 

治療中