眠ったまま痛みなく治療が受けられる〜静脈内鎮静法〜

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静脈内鎮静法とは?

点滴注射などから静脈麻酔剤、向精神薬、鎮痛剤等を注射し、歯科治療に対する恐怖心や不安緊張感を最小限に抑える歯科治療の補助手段です。
薬剤の効果で半分寝ている状態なので、処置中はほとんど記憶に残りません

どんな方に選ばれている?

「以前歯医者にかかった時、怖い思いをした」「嘔吐反射があり心配…」「ドリルの音を聞くと鳥肌がたつ」そんな不安を抱えている方におすすめです。静脈内鎮静法は痛みを取り除くものではなく、不安や恐怖心を取り除き、精神的な安静状態をもたらすことが目的です。

当院では当日ご帰宅が可能です

麻酔がさめるころには治療が終わっています。ただし、麻酔が完全にさめるまでは時間がかかるため、安全を考慮し少し休んでから帰宅していただきます。

一般的な静脈内鎮静法処置

一般的には歯科用の麻酔を使用するため、眠りが深くなりやすい傾向があります。そのため、当日のご帰宅ができず宿泊を要する場合や、リカバリールームでの十分な休息が必要になるのが一般的でした。

しかし、ご宿泊の手配や場合によっては麻酔が完全に抜けきる前の間具合が悪くなってしまう方もおり、特に遠方からお越しの場合になかなか受けにくい治療となっていました。

なぜ当院は当日ご帰宅が可能なのか?

当院では医科用の麻酔と専用のポンプを使用することで、同じ効果を得ながら治療後は約15分程度で回復します。
そのためご宿泊を伴うリカバリーが不要で、お体への負担も低減されます。
遠方からのご来院でも、治療後当日中にお帰りいただけますので、ご予約の上でぜひお役立ていただければ幸いです。

治療での活用

当院では静脈内鎮静法を様々な治療で活用しています。これまで痛みが怖くて治療が受けられなかった方でも、ほとんど眠ったような状態で治療できるため、治療自体も安全に受けていただくことができるようになります。

以下に代表的な治療での活用例をご紹介します。

虫歯の治療

歯医者に行くことを我慢して進行してしまった虫歯。そしてボロボロになってしまった大切な歯…どうにかしたいですよね。

  • 削って詰め物をする
  • 神経を抜いて被せ物をする
  • 抜歯

等の治療も静脈内鎮静法で行うことが可能です。

根管治療

  • 歯茎に埋まった根を引き上げる
  • 歯根端切除手術の実施
  • 歯を失った場合の歯を補うための自家歯牙移植
  • 感染根管治療

親知らずの抜歯

斜めに生えてしまったり、埋まってしまっている状態の難しい親知らずの抜歯も、静内鎮静法をつかって治療をすることで、精神的な負担を大きく軽減することが可能です。

歯科心身症歯科恐怖症の方へ

過去の歯科治療で、怖い思いや嫌な思いをした事で、歯科治療が怖くなってしまっている…いわゆる歯科恐怖症と呼ばれる方は案外多いものです。歯科恐怖症の方は、虫歯になっても痛み止めを飲んでやり過ごしてしまう方も多く、結果的に虫歯が進行してしまい抜歯になってしまった…というお話も聞きます。大切な歯を守るためには、なるべく早い段階での治療がとても大切になります。

眠ったまま治療が受けられます

静脈内鎮静法では眠ったままで治療を受けていただくことができます。そのため、歯科心身症や歯科恐怖症といった通常歯科治療の受診が困難な方でも治療を受けていただくことが可能になります。

当院での治療は静脈内鎮静法を必ずお選び頂いています

当院では歯科心身症歯科恐怖症の方の治療を受け付けておりますが、患者さんの安全に配慮し必ず静脈内鎮静法を選択いただいた上での治療を前提としております。静静脈内鎮静法を行わない場合の歯科心身症歯科恐怖症患者さんの受け入れは行っておりませんのでご了承ください。

主な治療費と時間の目安

一回あたりの費用

※治療費の例

鎮静代 44,000円(税込)+各治療費
智歯(親知らず)抜歯 11,000円(税込)(本数に限らず)
単純抜歯 5,500円(税込)
CR充填 11,000円(税込)
直接覆髄処置 16,500円(税込)
根管治療(抜髄即根管充填) 22,000円(税込)
根管治療(感染根管治療) 22,000円(1回)(税込)
形成補綴 セラミックの費用に準ずる

(智歯以外は全て1本あたりの費用です。感染根管治療においては複数回かかる可能性があります)

一回あたりの治療時間

1回の治療時間は1時間〜2時間。最大2時間を目安にできる範囲での治療を行います。

静脈内鎮静法での治療は自由診療となります

静脈内鎮静法は行うことができる歯科医師が限られてること、そして治療技術の専門性がとても高いものとなるため保険適応ではなく自由診療となります。

静脈内鎮静法の注意点

治療直後はふらつきや眠気が生じる場合があります。十分に回復するまで、院内でゆっくり休んでいただきます。

完全に意識がはっきりするまでに時間がかかるため、治療当日は車や自転車の運転ができません。送迎いただくか、公共の交通機関をご利用ください

麻酔にアレルギーのある方は受けられません

金属アレルギーイメージ

静脈内鎮静法は麻酔を用いて全身管理を行う治療法です。麻酔アレルギーや使用薬剤にアレルギーをお持ちの方は受けられません。

トラブルが起きないように、持病や服用している薬、受けている治療がある場合には、どのようなことでも事前にお知らせください。

当日の運転はご遠慮ください

治療後15分程度で十分に意識は回復しますが、運転は翌日以降でお願いしております。当日はご家族様やタクシー、バスなどでご帰宅ください。

当日の運転イメージ

お子様及び15歳未満の方は受けることができません。

子供イメージ

静脈内鎮静は15歳未満または十分な意志疎通が難しい方は治療を受けることができません。

よくあるご質問

Q.静脈内鎮静法とはどのようなメリットがありますか?

A.治療の難易度が高くなったり、治療時間が長くなったりすると、患者さまにとっては精神的なストレスや負担がかかります。静脈内鎮静法では、不安や恐怖心を取り除き、精神的な安静状態を維持する役割もあります

Q.静脈内鎮静法とはどのようなデメリットがありますか?

A.残念ながら静脈内鎮静法はだれでも受けられるわけではありません。 使用する薬剤の副作用として、以下の方は受けることができません。

  • 妊娠している方
  • 開口障害、小顎症の方
  • 緑内障の方
  • HIVの方
  • てんかんの既往がある方
  • ご家族に悪性高熱症の既往がある方

Q.保険適用はされますか?

A.パニック障害や歯科恐怖症など、全身状態によっては保険がききます。ただ基本的にインプラントや歯列矯正など、保険外(保険がきかない)治療の一環としての麻酔は、自由診療となり保険がききません。

Q.静脈内鎮静法にかかる治療時間はどのくらいですか?

A.おおむね通常の治療時間に加えて1時間程度要します。治療内容や麻酔の効き具合によってはもう少し長くなることもあります。